■オマーン大臣らとウェルカムパーティー
昨日のCEOが僕のことを気に入ってくれたらしく、羽根さん、ここに座れと、なんか、お偉いさんばっかりの席に座らせてくれた。
完全にアウェイである。皆じろっと僕を見る。
CEO以外、にこりともしない。
「君が日本代表か?」
いや、それほど偉くはない。
でも、その気持ちはある・笑。
能動的に学ぶ力に関してはだれにも負けない。
「この人は農林水産大臣だ。今回のプロジェクトのとても良き理解者だ。」
なんといきなりお大臣!
どおりで威厳が・・・。
これでわずか2日間で、2人目の大臣とお知り合いになったことになる。
「で、この人が、なんちゃら地域のトップ、そしてこの人は、なんちゃら地域のトップ。そしてこちらが・・・」
全部、偉いさんである。
どうもこっちからも政府の相当、お偉い一団がいかないとダメだったんじゃないかというランクのおもてなしに、いちアクティブラーナーは、ちょっと申し訳ない気持ちになった。
ジョンレノンの曲が、頭の中を流れ始めた。
“Imagine there's no countries”
そうだよ。国境なんてどうってことない。
よし!想像するよ。
■アドバイスを!
「オマーンは初めてなのでまだほとんど何もわかっていません。
でもここまで、何から何まで感動しています。
こんなにみんな親切で、かつ熱心に僕の基調講演も聞いてくれました。
素晴らしい反響だったんです。
だから何がオマーンにお返しをしたいと思っています。
もし私がこの国でプロジェクトやビジネスを始めるとすると、何に注意したらいいでしょう?オマーンで何かを始めるために重要なことは何ですか?」
すると、まずは大臣が口火を切ってくれた。
含蓄のある答えだった。
そこから、そこにいた全員が1人ずつ、自分の答えを述べてくれた。
さすがはビジネス界の雄、みんな良医アドバイスをしてくださった。
そして、おどろいたことに、全員、最も大切なことは同じ回答だった。
2番目や3番目の回答はそれぞれ違ったが、1つ目は皆 、同じだった。
そう、全員がそれが大切だと皆が言い切ったのだ。
さて、オマーンでビジネスをする時、何が一番大切だと思いますか?