■NHKの看板TVに出る影響力
さて、昨日からNHKの看板番組「あさイチ」に出演させていただいたことでの影響をお話しておりますが、いくつか面白いことがみえてきましたので、お伝えしたいと思います。
さて、そもそも、この番組の反響はどうだったのか?
番組の中で受け取る、faxやメール、通常で1000ぐらい、少なくとも、500、800ぐらいはありますと、事前に言われていました。
それが放送開始後から、どんどん伸びて行き、最終的に放送終了までに2000を超えました。
「こんなにいくことは本当にないんです。」
とディレクターさん。
僕が出ていたからではもちろんなく、教育改革という多くの人(特にお母さん)が関心のある内容だったことが原因であると思いますが、それでもかなりの数字だと思います。
■Facebookやホームページに顕著な影響
看板番組でそれだけ反響が大きいと、WEB周りでもいろんな事象が見て取れます。
僕のfacebookのフォロワーも、1日で100人以上増えました。
この文章を読んで頂いている人の中でも、あさイチで僕のことを知ったという方もいらっしゃるかもしれません。
検索してフォローするというのはかなり能動的な行為です。
となると、検索はしたけどフォローまではしなかった人まで入れると、数千人は固いと思います。
実際、うちのウエブサイトへの流入は、放送のあった10日、通常の100倍以上に伸びました。その日から1週間の解析をしてみると(画像データをアップ)、63.7%が女性、ボリュームゾーンが35歳から44歳となっています。
まさにあさイチのドンピシャの視聴者、子供がいる主婦層ということになります。
今回、こういうこともあろうかと思い、出演にあわせて、弊社のウエブサイトに少し工夫をしていました。
下記のうちのウエブページをみてください。少しスクロールしてみると、今回のあさイチ出演の告知をしています。
そのすぐ下に、子供さん向けの春コースの紹介をしています。
要するに、実際、主婦層の方がいらっしゃって、うちの商品にご興味をもっていただけるかなと思ったわけです。
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●弊社サイト http://www.als.co.jp
↑ 少しスクロールしてみてください。「あさイチ!」と春コースの内容がでてきます。
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するとありがたいことなのですが、やっぱり効果がありました。
番組放映日だけで、いつもの数倍の申し込みがありました。
■インターネット上でもかなりの盛り上がり
さらに面白かったのはWeb上での盛り上がり。
さすがは看板番組!わずか1日で、ウエブ上にいろんなぶら下がりコンテンツが生成されるということがわかりました。
まずは、こちら、NHK本体のまとめ記事。
看板番組だと、「放送予定」だけではなく、「事後報告」もしっかりとやってくれるのですね。
僕も得能さんもしっかりと「アクティブラーニング専門家」として載せていただいております。
ありがとうございます。
もちろん、本体だけではありません。
●気になる色々 【あさイチ】 教育改革で授業が変わる! 考える力を育てるアクティブラーニングとは? https://yukhd.com/2018/01/10/asaichi-education/
こちらは、NHKでこういう番組がありましたよっていうレポートなんですが、丁寧に番組全体を振り返っています。
言葉も番組から正確にコピーされています。
そう、良いTV番組は、そのまんまコンテンツになるってことに気づいている人たちがいるってことです。
ちょっとタダ乗りのような気もしますが、それだけの影響力があるということです。
全編をまとめるのではなく、部分的にまとめる人達もいます。
●J-CAST テレビウォッチ 2020年から「学校教育」激変!ゆとりから『知識使う力』重視へ https://www.j-cast.com/tv/2018/01/10318323.html?p=all
こちらは、
「コロコロ変わる国の教育政策に戸惑う子どもたち」
と、番組の一部分を切り出し、強調しています。
面白いですよね。
■当然否定的な意見も
抜き出すところを変えると、かなり印象が変わってきます。
いや、でもこんなもんではありません。
情報はいくらでも加工が可能です。
こちらをご覧ください。
●ライブドラニュース「大人たちが決めたゆとり教育」…日本の教育改革に10代からの批判相次ぐ」
批判が相次いたんですね。
それは困りました・・・笑。
現場にいたものとして、実際はどうだったのかをお伝えします。
FAXやメールが入り始めると、当然、プロデューサーや若いスタッフらが、それを読んで、どうテレビの中で紹介するか、大慌てで処理をしていきます。
まるで戦場のようでした。
やらせではなくて、本当に次々入ってくるメールやFAXをその場で印刷し、さばいているのです。
「どう?意見は?否定的?肯定的?」
「大半が肯定的です。」
こんなやりとりがプロデューサーと現場の担当者さんの間でやりとりされていました。
途中から、僕も手伝って欲しいと言われ、FAX仕分けのお手伝いをしたので、この現場を直接見ることができました。
■表現の方法を変えるだけで・・
この目でみてきたことを正しくお伝えすると、ライブドアニュースが言うように、批判が相次いでいたわけではなく、むしろ、肯定的な意見の方が多かった。
でも、それだけを紹介するのはバランスが良くないので、あえてプロデューサーらが批判的な意見も見つけてきて、番組内で紹介したというのが事実です。
怖いですよね。
メディアが適当に面白おかしく切り取るだけで、印象をがらりと変えることができるわけです。
たまたま番組を見ずに、このライブドアニュースだけ見た人がいたら、そんな番組だったのかときっと誤解をするでしょうね。
ただ、このライブドアニュースの下記の部分を読んでみると、裏事情があることがすけて見えてきます。
「どんな改革をするにしても、終わってから批判するのは止めてほしいです。・・・(中略)」と書かれており、出演者は一様に苦笑。
ゲストのパックンことパトリック・ハーランは「確かに」とうなずいていた。
V6・井ノ原快彦は「批判されるのはイヤだと思うけど、(ゆとり世代は)全然いていいと思うし、新しいものもどんどん生まれてると思うんですよね、この世代からも」とコメント。
と、パックンがこう言った、いのっちが言ったとやたら芸能人の名前を連発。
ああ、なるほどね!
パックン、いのっちの名前が欲しかったのね・・・。
その方がファンも見てくれるからクリック率上がるしね。
なんか、せこいですね・笑。
クリック率をとりたいと言えば、さらにこんなのも!
【あさイチ】アクティブラーニング教育改革が2020年から開始!【炎上 ... https://youtakanashi.com/active-larning/
すごい、「炎上!」と言い切っています。しかも、【炎上…】と、ご丁寧に【 】をつけて煽っています。
で、クリックして見に行くと、なるほどね。
要は、ウエブ上での少々否定的なコメントを集めてきて、「炎上」と言ってるわけです。
よっほど、この番組かアクティブラーニングが嫌いなんでしょうね・笑。
あ、ウエブ上での反応は、もちろん否定的なものもありますが、NHKでの現場と同じで、大半が肯定的なものです。
ただ、いろいろ課題もあるよねって言ってる人が多い。つまり、これまた番組での取り上げ方と同じです。
その意味においては、NHKさんが意図したように、影響が全国にひろがっているわけです。
さすがです。
で、看板番組ですから、こういうサイトでも取り上げられます。
●Togetter・NHKあさイチ「教育改革」 https://togetter.com/li/1188486
こちらは、テレビなんかを見ながら、いっしょにつぶやきましょうというサイト。
一般の人からのいろんなご意見がずらっと並んでいます。
で、こういうつぶやき系のサイト、さらにはブログなど、今回、かなり読ませて頂きましたが、なかなか面白かったです。
いい意見もあるんですけど、これは「ただの思いつき」でしょう、と思わざるをえないものも多い。
今回はテーマが「アクティブラーニング」ですから、僕は一応、専門家ということになります。
故に、何が正しくて、何がいかがわしいかがすぐわかります。
すると結構ひどいものが多いんですよね。
笑っちゃうような誤解もいっぱい。
そう考えると、普段、僕がえらそうに投稿している自分の専門でない分野での「意見」も、その道のプロからすると、なんてバカなことを言ってるんだろうって思われてるんだろうなーとちょっと反省しました・笑。
■テレビの影響力を感じた今回の経験
さてさて、長くなりましたが、最後にまとめです。
今回の出演での学びは、やっぱり、TVの看板番組にはまだまだ強い影響力があるということです。
インターネット時代といえどです。
自分だけの力で、これほどの「うず」を発生させることはなかなかできまません。
「あさイチ」のような看板番組だからこそ、これが瞬時にできてしまうわけです
(そうした影響力を持つ番組だからこそ、現場の努力は大変なものでした。そのあたりはまた今度、ご報告します。)
あさイチの影響は、まだまだしばらく続くと思います。
2018年、ついに一般国民にとっても「アクティブラーニング、What?」の時代から、「アクティブラーニング、How?」の時代に入ったと言えるでしょう。
そんな記念すべき番組に出演させていただいたことをとても光栄に思います。
ありがとうございました。
さあ、そしたらこの変化に負けないように、僕らもどんどん進化していかなければと心に誓うのでした。
■子供向けコース、パワーアップしてご用意しました!
というわけで、この春、子供さん向けの新しい「アクティブラーニング」コースを開催します。
これまでにも子供さん向けコースは毎年やっていたのですが、2018年、大幅に進化させていきたいと思っています。
名付けて、「Virtual Active Learing Trip」、略して「VALT」!
ハーバードの現役学生と「あの」得能先生が作る最新コース。
もちろん中身は僕らが考える最新のアクティブラーニングです。
お子さんがいらっしゃる方がいらっしゃれば是非、ご紹介ください。
●アクティブラーニング社・子供むけ春コース VALT. 2018春 http://www.als.co.jp/valttop
注)NHK「あさイチ・教育改革」をご覧になっていない方は、下記でご覧になっていただくことが可能です。
●新しいTVの見方 https://goo.gl/4XLnoj