■シンガポールでバイヤーと
今回、シンガポールに来た重要な目的の一つが、にっぽんの宝物の商品を本格的にアジア全域で販売するための流れを作るためだ。
シンガポールははもとより、オーストラリア、インド、中国、アセアンと、
アジア全域に展開する食料の卸、輸出入、デリバリーを手がける会社に試食品を持っていった。
これまで賞を獲得してきた50近い商品群を持っていき、商品解説をしながら、プロのバイヤーに評価してもらい、
彼らも認める良いものがあれば、早速ビジネスにつなげようという目的であった。
結果は、予想以上であった。
そうに違いないと思ってはいたが、
やはりストーリーがあり、本当にうまいものは必ず評価される。
「すぐにもってこい、これなら絶対に売れるぞ」
彼らも太鼓判を押してくれるものが複数あった。
■賞をとってないものでも・・・!
一方で、賞をとってないものでも、面白そうなもの、どんなものが受けるかを確認するためにいろんな商品を持って行った。
しかし、こうした商品に対する評価はさほどではなかった。
相手にはこれは賞を取ってないよとは言ってない。にも関わらず、宝物グランプリでさほど評価をしていないものは、むこうの評価もそれなりだったのだ。
これはつまり、僕らがセミナーを通して育て、かつ、グランプリを通してお墨付きを与えたものは、ユニバーサルに海外でも認められうる商品に仕上がっているということだ。
「これまでも日本からサンプルを持って来てもらって、何度も食べてきたけど、お世辞抜きで君らの商品は群を抜いている。
グランプリで選んでいるだけのことはあるね。素晴らしいよ。」
こんな言葉さえ頂いた。
全国の宝物事業者に、すぐにでも伝えたいお言葉であった。
■にっぽんの宝物のこれから
にっぽんの宝物は、ただのグランプリではない。これから確実にビジネスを起こしていく。
既に、賞をとった後、国内だけでも、億単位の売り上げを叩き出す商品が複数出てきている。
これをアジアに持っていけば、可能性は、何十倍、何百倍に広がっていく。
僕らはこれから、世界を相手に戦う、日本食のアクセラレーターになっていく。
にっぽんの宝物はこれまでの日本食が成し得なかった領域に入ろうとしているのだ。
もちろん、山で例えるのならばまだ1合目にも登っていない。
山の下で、登山経験者から評価をいただいただけのことなのだが、
ここから登ろうとする大きな山に対して、武者震いと同時に、大きな可能性を感じることがで来たツアーであった。
にっぽんの宝物は来年からこれまでとは違うステージへと入るだろう。
関係者の皆様、ともに前に踏み出して行きましょう!