■アクティブラーニング・MOVE開催!
大阪の学校で、総勢三千人の生徒を相手に「アクティブラーニング・MOVE」を実施してきた。
「MOVE」とは、心を揺さぶる新形態の教育。
昨年から実験的に始めた試みで、教室を飛び出し、AL講師×第1級のパフォーマーで、「パフォーマンス」×「ラーニングトーク」を提供。パフォーマーによる感動体験で、既存の教室では得られないような「明日から何かを始めたくなる」ようなきっかけを与えることを目指す、というものだ。
ご協力頂いたのは、日本屈指のストリートパフォーマーの皆さん。
まずは今月、2回目の共演、日本ヒューマンビートボック協会、会長のタツヤ(和田 辰也)さん。僕のいろんなプロジェクトで、タツヤさんにお世話になっているのはわけがある。
あちこちでタツヤさんを起用させていただいているのは、シンプルにウケがいいからだ。老いも若きもどんな国の人でも、たちまちのうちにヒューマンビートボックスという魔法をかけることができる素晴らしさ。
そう、タツヤさんは、落合君とは違う技を持った「現代の魔法使い」なのだ。
■ストリート業界のトップが大阪に
さらに今回は大阪ということで、ストリート業界では知らない人がいない大阪の二大巨塔、Shigekix Nakarai Shigeyukiと、角谷 直人さんにも参戦頂いた。
奇しくも、その2人は、昨日、発表されたストリート業界の大ニュースの渦中の人。
2018年、ブエノスアイレスで開催されるユース・オリンピックに、遂にブレーク・ダンスが競技として認められることになったのだ。2人ともその記者会見に出席していたのだ。
Shigekixはプレーヤー代表として、Kakuさんは選考委員として。
Shigekixは、このユースオリンピックで日本代表になる最右翼。いや、それどころか、世界各国で行われているユース大会で、優勝を連発しているので、Shigekixは、ユースオリンピックの第1号金メダルの最有力候補でもあるのだ。
昨晩の会見から、とんぼ返りで大阪に帰ってきて頂き、朝早くからリハーサルに付き合って頂いた。本当にありがたい♪
見よ、この大人数!総勢二千三百人!
感動的なショーを、第1級のパフォーマーと、その学校の学生で繰り広げる。
タツヤさんの「魔法」は、世界中のあらゆる人の心を鷲掴みにする。
この日は実は、上宮学園の宗教的式典の日。浄土宗開祖、法然聖人の誕生日を祝う日なのだ。
リハが終わり、出演を待つ大御所三人。
上宮学園ダンス部も負けてない。昨年の全国大会優勝経験を持つ。
アクティブラーニング・MOVEが始まった。
そしてパフォーマンスが開始される。まずはShigekix Nakarai Shigeyuki。
そしてKaku(角谷 直人)さんのスーパーパフォーマンス。世界で唯一無二の大技。手だけでぐるぐる回るという信じられない技で、文字通り、会場の心が「MOVE」し始める。
そして、ひとパフォーマンスが終わったら、上宮学園のダンス部の学生も舞台に。 ラーニング・ディスカッションの始まり♪
ラーニング・ディスカッションでは、パフォーマーがなぜその競技を始めたのか、なぜ続けられたのか?なぜ日本一、世界一になれたのかを解き明かしていく。 パフォーマンスだけではなく、この部分があるから学校教育の現場でも受け入れられやすくなるのだ。
ここはAL講師の腕が試される。一流の人がどうやって一流になっていったのか、壁にぶち当たった時には、どうやってそれを乗り越えてきたのか? ファシリテーターは、会場の観衆の代理人。話を深掘りしたり、笑いを引き出したり・・・。 あえて台本を作らず、その場の空気をよみながら、アドリブで会場を盛り上げていくから僕自身も楽しめる。
一流のパフォーマーは本当にいい体験談を待っている。 二千人の前でかっこいいパフォーマンスをするタツヤさん。元は口下手で、人前でなんか話せなかったというお話に一同驚く。
上宮ダンス部の学生さんも質問タイム。 このイベントが決まった時、ダンス部の生徒さんらは、憧れのパフォーマーとイベントができるといことで、大いに喜んでくれた♪
そしてここからタツヤさんによる、会場を巻き込んでのヒューマンビートボックス講座 習った技を使って、最後は全員で「2000人の大大コラボレーション」へ・・・。
コラボパフォーマンス開始! まずは上宮陣が畳み掛ける。女の子もかっこいい!
カクさん、最後のパワームーブ!回ります。
学生も次々にソロ。自分のクラスのクラスメートがでてくると、とうぜん、そのクラスは大盛り上がり。 これだけの人数の前でやることは、ダンス部の生徒でもまずないという。
そして遂に決めのポーズへ。
最後は二千三百人と記念写真。
終了後、学園長、校長先生からもお褒めの言葉を頂きました。本当にこんなのは学校始まって以来じゃないかと・・。 いやー、嬉しいですね。これもひとえに、パフォーマーのみなさんのおかげ。彼らを紹介してくださったKatsu Ishikawaさんに心から感謝している。 そして、第1部を終え、第2部の会場へと移動しながら、もっともっと良くするためにはどうしたらいいだろうと考えていた。 絶対によりよくできると思った。
そこで、第2部の系列校である「太子校校舎」では、異なったアプローチを取ることにした。
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