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Takuya Hane

コラボ、千葉県で躍進中!


■能動実践とエース参画

今日は千葉県、南房総市でコラボセミナー。

ここから11月末まで、コラボ、コラボ、コラボとなる。 今や、11市町村で開催実績があり、今年、5箇所でグランプリを開催するコラボセミナー。来年はついに、JAPAN大会を開催できる運びとなってきた。

このコラボ、各市町村で実施させていただいて、ある傾向がみえてきた。コラボがうまくいくかどうか、ある種の兆候がみられるのだ。

まず、参加者からコラボ商品のサンプルがどんどん持ち込まれるようになる。

つまり、話を聞くだけではなく、実践が始まることが最初の兆候だ。これって大切。ただ受動的に僕のセミナーを聞くだけではなく、能動的に自分で商品開発や、販売に動こうとする人がでてくることが大切なのだ。

逆説的に言えば、最初からこういう「実践」がセットになっていないと、地方創生はうまくいかないと思う。話を聞くだけでは、何もかわらないのだ。

今回、セミナー会場に入るなり、声をかけられた。

「先生、できましたよ!フェイスブックメッセージでお伝えしたオイルができたんです。」

前回のセミナーで、同じテーブルに座った生姜農家とエステの事業者さんだ。

おお、ほんとだ!確かにできてる!

千葉県は生姜の生産で過去日本一になったことがあり、生姜作りの名人は多い。しかし、生姜といえば、食べること、ぐらいしかなかった。そこにコラボセミナーが入り、いろいろな人と話を重ねていくと、今までにない商品開発が可能ですよ、ということを聞いた。 エステの事業者はオイルを使う。生姜からエステオイルが抽出できるかもしれない。では実際にやってみようということになった。 セミナーが終わるとすぐに、両者が会い、実験を重ねた。そして実際に、生姜からできたオイルが抽出された。 「生姜は、肝臓にもいいらしいんです。ということはうまくエステに取り込むと、これまでにないような効能を引き出せるかもしれません。」 おお、そんなものができたら素晴らしいですね。生姜のプロとエステのプロが知恵を合わせる。これぞ知的交配の醍醐味だ。

早速、みんなの前でこれまでの成果を発表してもらった。

「ただまだいろいろ試行錯誤してるんですが、これだけ搾るのにかなりの生姜を使わなければなりません。だからまだまだ割高になっちゃうんです。」

はい、それはそうでしょう。これまでやったことがないことをやっているわけですから、無駄も多く、うまくいかないことも多いと思う。それは問題ではない。プロセスなのだ。

エジソンが京都の竹がフィラメントに最適だと見つけるまでに、何回も何回も挑戦したように、それらの試行錯誤は、失敗ではない。ゴールに近づくための、必要不可欠のプロセスなのだ。

もし途中でそれ以上続けることができなくなったとしても意味はある。生姜からオイルを抽出するということをやった経験は、必ずどこかで生きる。 そういう貯金が、自分のプロとしての幅を広げ、今後の可能性をも広げていくのだ。

そして二つ目の兆候。実践をする人が現れてくると同時に、地域のエース級の事業者が参加し始めることが大切だ。

どの地域でもこだわっていい商品を作っている人たちがいる。こうした人たちが集まってこないと、本当の「宝物」はできあがらない。

今日はこだわりの米作りから加工業にまで進出した地域の農家のリーダーさん、そしてこちらもこだわりの牛乳を作り、道の駅で大ヒットソフトクリームを作っている事業者さんが参加してくださった。

こういう事業所さんはセミナーに出ていただくだけではなく、事業所の見学もさせていただく。彼らが何にこだわっていて、何が本当の強みなのかを、自分の目で確かめに行くのだ。それがあとあととっても役に立つ。 そうした関係性の構築こそ、事業者さんから信頼を得て、かつ、全国、海外へのプロモーション時に役立つのだ。 そして今回は、あのカンブリア宮殿にでて、全国的にも着目されている株式会社ヤマトの鷹松社長にもご参加頂いた。

実力でいうと間違いなく千葉のエース級の存在だ。会場の誰もが鷹松さんのことを知っていた。 こうしたエース級の人に、最近、全国でお会いできるようになってきたのだが、本当に面白い。ものすごく頭の回転が早かったり、意思決定が異常に早かったり、あるいはものすごく謙虚だったり・・・・。 鷹松さんはとっても謙虚な方だった。 僕は謙虚な人が大好きだ。ああ、この人のためにもいろいろ尽力できることをさせていただきたいなと思った。

千葉の火山は間違いなく動き出している。行政の方々の動きもとても良い。そう。これもとっても大切。行政にやる気がないと育つものも育たない。 ここから3年の千葉県に多いに期待したい。

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