■自信がなかった
すごく自信がなくてだめだめだった学生がいた。
僕が監修をしているジコピーという学生団体に参加して、少しずつ、やったことないことを挑戦するようになった。
がんばった。
できなかったことができるようになってきた。できると面白い。
だからもっとがんばった。最後には大きな成果をだした。
目つきが変わった。同期や後輩を引っ張れるようになっていった。
そして、見事、人気の高い会社に入った。
しかし、社会人になって次の壁にぶつかった。
ビジネスの壁だ。
ビジネスの世界で結果を出すのは容易ではない。うまくいかない。また自信をなくした。社長面談で涙を流した。社長はできるよと勇気づけてくれた。
もう一度頑張ってみようと足を前に踏み出した。少しずつ結果が出始めた。成果が出始めると人間は面白くなってくる。もっともっとと足を前に踏み出していった。
そしてついに大きな成果をだした。
社内MVPをとったのだ。
今、彼は、会社を代表し、インドネシアにいって新規ビジネスの立ち上げに勤しんでいる。毎日がとても楽しそうだ。
弱音の声はなかなか聞こえてこなくなった。
そんな彼からジコピーに入る前の写真がアップされた。
今の写真と比べてみた。
別人である。
人間は、何かのきっかけで人生の歩みを変えることができる。
分岐的がくる。
分岐点を乗り越え、次のステージに進む人もいれば、成長が止まってしまう人もいる。
人間は変われる。どちらにも変われる。
だから教育は面白いのだ。